【レビュー】Nike ボメロ18|約100km走って分かった“コスパ最強ジョグシュー”の実力
Nikeのクッショニングモデルとして人気の高いボメロシリーズ。
今回は ボメロ18を約100km使用して感じたリアルなレビュー をまとめます。
結論から言うと、「ハマる人には最高のコスパ」「用途がハッキリしているシューズ」です。
✔ まず結論(どんな人に向く?)
- LSD〜ジョグが中心のランナー向け
- スピードを出す日より「距離を踏む日」の相棒
- 反発・速さより「安定感・クッション」を求める人に最適
良い点(メリット)
① 中足部〜踵のクッションが抜群に良い
特に印象的なのは 中足部から踵にかけてのクッション性の高さ。
リアクトXの少し硬めの反発と、ボメロ特有の柔らかなフォームの組み合わせで、
沈みすぎず安定した着地ができるのが特徴です。
長めのジョグやLSDでも脚が残りやすく、疲労感が軽減されます。

② グリップがしっかり効き、推進力につながる
アウトソールのグリップが強めで、雨上がりや濡れ路面でも安心。
スピードシューズではないけれど、「進まない」感じはありません


③ 価格が圧倒的に安い(デポセールで8,999円)
定価は16,500円ですが、スポーツデポのセールで 8,999円 と破格。
このクッション・耐久性・安定感でこの値段は素直に“買い”。
ジョグ用の消耗品シューズとしては、コスパは抜群です。
④ 安定感が強い(リアクトXの硬めの接地が効く)
リアクトXの少し硬めの接地感が良い意味で効いていて、
柔らかすぎるクッションにありがちな“ブレ感”がほぼありません。
着地がズレにくいので、フォームが安定しやすいシューズです。
悪い点(デメリット)
① スピードが出しづらい
メリットでもある「安定感のあるクッション」が、
スピードを求めると逆に 重さ・もたつきに感じます。
4’30/km前後までなら許容範囲ですが、テンポ走やインターバルは明らかに不向き。
② とにかく重い(スピードに乗らない)
履いていてわかるレベルで“重い”。重量313g
ジョグ専用なら許せるか・・・

③ 前足部のクッションは薄め → フォアフット走法には合わない
前足部の厚みは控えめで、
フォアフット〜ミッドフットで強く蹴る走りの人は恩恵が少なめ。

かかと〜中足部(赤の部分)で着地するランナーが最も合います。
まとめ|「スピードを出せない」ではなく「スピードを出させないシューズ」
ボメロ18は、
“スピードシューズ”とは真逆の立ち位置にあるジョグ専用シューズ。
- 乗り心地は安定
- クッションは踵側が極上
- グリップが強く、安心して距離を踏める
- 価格が安く、消耗品として優秀
ただし、スピードは確実に出しづらい。
重さもあって、テンポ走には向きません。
正直、履いて「感動」はありませんでした。
でも 見た目・機能・コスパを考えると“日々のジョグ用としてはかなりアリ” です。
次モデルを定価で買うかと言われると…
値段次第。セールならリピート、定価なら買わないかな。
ほなまたね。
